1巻のあらすじ
主人公の佐竹守は、どこにでもいる普通の高校生。
ある日、不良グループに絡まれ、脅されてタバコを一本吸わされてしまいます。
軽い気持ちで吸ったそのタバコが、実は違法薬物にすり替えられていたことが発覚し、佐竹は警察に逮捕されてしまいます。
身に覚えのない罪で逮捕された佐竹は、警察で必死に無実を訴えますが、信じてもらえません。
そして、そのまま少年院に送致されてしまうのです。
少年院では、非行少年たちに囲まれ、壮絶ないじめを受ける佐竹。
彼は地獄のような日々の中で、心身ともに追い詰められていきます。
それでも佐竹は、いつか必ずここを出ると心に誓い、耐え忍びます。
1巻では、佐竹が少年院に送られるまでが描かれ、彼の過酷な運命の始まりが示されます。
この巻では、佐竹の日常が一瞬にして崩れ去っていく様子が、リアルに描かれています。
読者は、佐竹の身に起こった理不尽な出来事に衝撃を受け、「こんな人生は絶対嫌だ」と強く感じるでしょう。
2巻以降では、少年院での壮絶ないじめ、そして出所後の過酷な現実が描かれていきます。
2巻のあらすじ
『こんな人生は絶対嫌だ』2巻では、少年院に送られた佐竹の地獄のような日々が描かれます。
1巻で不良グループに騙されて薬物を吸わされ、逮捕・収監された佐竹。
2巻では、少年院内で壮絶ないじめに遭う様子が描かれます。
院内では、同室の少年たちから暴力や嫌がらせを受け、食事も満足に与えられません。
さらに、看守からの体罰や暴言も日常茶飯事。
佐竹は心身ともに追い詰められ、絶望の淵に立たされます。
そんな中、佐竹は同じ境遇の少年・真哉と出会います。
真哉は、佐竹とは対照的に、少年院のルールにうまく適応し、力をつけていくタイプ。
真哉は佐竹を助けることもあれば、利用することもあり、二人の複雑な関係性が描かれていきます。
2巻では、佐竹が少年院という閉鎖された空間で、理不尽な暴力に耐えながら、生き抜こうともがく姿が描かれています。
「こんな人生は絶対嫌だ」というタイトル通り、読者に強い衝撃と不快感を与える内容となっています。
しかし、その一方で、過酷な状況下でも希望を失わない佐竹の姿には、心を打たれるものがあります。
3巻以降では、佐竹と真哉の関係性の変化、そして少年院を出所した後の佐竹の運命が描かれていきます。
3巻のあらすじ
3巻では、少年院を出所した佐竹のその後が描かれます。
ようやく自由の身となった佐竹ですが、前科者というレッテルを貼られ、社会から阻害されてしまいます。
仕事探しは難航し、やっと見つけた仕事も長続きしません。
周りの人々は彼を避け、孤立を深めていきます。
そんな中、佐竹はかつて少年院で出会った真哉と再会します。
真哉は、少年院で培ったずる賢さを活かして、裏社会でうまく立ち回っていました。
真哉は佐竹を自分の仕事に誘い込みますが、佐竹はそれを拒否します。
しかし、生活に行き詰まった佐竹は、次第に真哉に頼るようになり、再び犯罪に手を染めていくことに…。
3巻では、出所後の佐竹の苦悩と葛藤が描かれています。
社会の冷たさ、前科者への偏見、そして真哉との再会。
佐竹は様々な困難に直面し、再びどん底へと突き落とされていきます。
「こんな人生は絶対嫌だ」というタイトル通り、読者は佐竹の過酷な運命に心を痛めるでしょう。
4巻以降では、真哉に誘われて犯罪に手を染めていく佐竹の姿、そして新たな登場人物たちの物語が展開されていきます。
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