1巻のあらすじ
愛娘を不慮の事故で亡くしたフリーライターの鴨目友司は、妻にも去られ、絶望の淵にいました。
ある日、彼のもとに「心笑会」という宗教団体の勧誘チラシが届きます。
そのチラシには、音信不通になっていた妻の姿が写っていたのです。
妻を探すため、鴨目は「心笑会」に潜入することを決意します。
しかし、教団の内部は異常なまでに統制され、信者たちは教祖の言葉に盲目的に従っていました。
鴨目は、教団の闇に足を踏み入れることになります。
1巻では、鴨目が「心笑会」に潜入し、教団の異常性に気づくまでが描かれます。
邪悪な笑顔の裏に隠された、恐るべき真実とは一体何なのか?
「スマイリー」は、戦慄の新興宗教サスペンスです。
2巻のあらすじ
「スマイリー」2巻では、鴨目友司が「心笑会」の内部でさらに深く教団の闇に迫っていく様子が描かれます。
1巻で鴨目は、教団の集会で信者たちが異様な恍惚状態に陥るのを目撃し、教祖・御堂陽光のカリスマ性に疑問を抱きます。
2巻では、鴨目は教団の幹部・水谷と接触し、彼を通して教団の内部構造や御堂の過去について探り始めます。
水谷は、かつてはジャーナリストとして御堂の不正を暴こうとしていた人物でしたが、今は教団の信者として活動しています。
鴨目は水谷から、御堂が過去に起こした事件や、教団が信者を利用して違法な活動を行っているという情報を得ます。
一方、鴨目は教団内で出会った女性信者・梨花と親しくなります。
梨花は、病気の弟を救うために教団に入信したという過去を持ち、鴨目に心を開いていきます。
しかし、梨花は教団の幹部たちに目をつけられ、鴨目と共に危険な状況に巻き込まれていきます。
2巻では、鴨目が教団の闇に迫る一方で、彼自身も教団の魔の手から逃れられなくなるというスリリングな展開が描かれます。
そして、物語は衝撃のラストシーンを迎えます。
鴨目はついに御堂と対峙し、彼の恐るべき本性に直面することになるのです。
3巻のあらすじ
「スマイリー」3巻では、教団の闇はさらに深まり、鴨目は絶望的な状況に追い込まれていきます。
2巻のラストで御堂陽光と対峙した鴨目ですが、逆に洗脳されそうになり、命からがら逃げ出すのがやっとでした。
3巻では、教団の恐ろしさを改めて思い知った鴨目が、それでも真実を暴こうとあがく姿が描かれます。
鴨目は、教団内部の情報を得ようと、元信者の山本に接触します。
山本は教団の悪事を告発しようとしていましたが、口封じのために教団に拉致され、悲惨な末路を遂げてしまいます。
鴨目は山本の死を目の当たりにし、教団の恐るべき支配力に絶望します。
一方、鴨目の旧友である刑事・魚住は、独自に「心笑会」の捜査を開始します。
魚住は過去に教団と関わったことがあり、強い憎しみを抱いていました。
彼は鴨目に協力し、教団の犯罪を暴こうとしますが、捜査は難航します。
教団は巧妙に証拠を隠滅し、信者たちは警察の捜査にも協力しません。
3巻では、鴨目と魚住の視点から、教団の闇がさらに深く描かれていきます。
教団の陰謀、信者たちの狂信、そして鴨目自身の心の葛藤が複雑に絡み合い、物語は緊迫のクライマックスへと向かいます。
3巻のラストでは、衝撃的な事件が起こり、鴨目は窮地に立たされます。
果たして鴨目は、教団の魔の手から逃れ、真実を暴くことができるのでしょうか?
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